物質の大きさ・吸着力・ 電荷・質量・疎水性などの違いを利用して、物質を成分ごとに分離する装置。
気体、液体、超臨界流体を移動相とし、カラムと呼ばれる管の中に保持された固定相と物質の相互作用によって混合物を分離、検出する。

GC(ガスクロマトグラフ)
気体試料(もしくは気化された試料)の定性・定量に用いる。 多成分系混合試料、微量成分の定性・定量分析に用いられ、揮発性物質 の分析に適する。

GCMS(ガスクロマトグラフ質量分析計)
GCで分離させた種々の成分を、質量分析計で検出する装置で、質量情報から成分の定性、定量を行う。微量有機成分の定性・定量や、分子量が比較的小さく、揮発性の高い成分の分析に有効。

HPLC(高速液体クロマトグラフ)
液体試料の定性・定量に用いる。液体状態で安定している試料がすべて分析対象となる。無機イオンから有機化合物、低分子から高分子まで、イオン性、分子性を問わず多くの物質の定性・定量分析ができる。

イオンクロマトグラフ
液体クロマトグラフの一種。無機イオンや有機酸などのイオン性物質やタンパク質,核酸,アミノ酸など電荷を持つ分子を含むサンプルの定性・定量が可能。